腐女子1
 
 
同人原稿の作成が間に合わず、一人で修羅場り貫徹をしていた。
そろそろ夜が明けるという頃、必死こいてトーンを貼っていたら、視界の端に人影が映った。
 
当方一人暮らし。部屋に自分以外の人間が居るはずもなく。
「あれ?」と思ってそちらを見たが誰もいない。
 
気を取り直して作業開始。すると視界の端にまた人影が見える。
人影は、髪の長い、白っぽい服を着た若い感じの女、
視界の端に映る鏡の斜め前でこちらを向いてじっとしている。
 
疲れのあまり、ついに幻覚まで見えてきたかと思ったが、
今休むと確実にイベントで発行する新刊が落ちるため
作業の手を止められないので作業続行。
 
ふと気付くと、視界の端の人影がだんだん近づいてきていた。
鏡の斜め前からテレビの横と、少しずつ私との距離縮め。
最終的にはほとんど真横まできた。
もちろん最初と同様に、顔を上げそちらを向くといないんだが。
 
しかし修羅場中の私にはかまっている暇もないんで
幻覚を無視して、ひたすら作業をつづけ、夜明けとともに原稿を完成させ入稿しに行った。
 
それ以来あっていないが、全然怖くなかったし、
もしかして「見守ってくれてたのかなー」とか今は思う。
 
心の中で「トーン貼ってくれないかなー」とか思ってごめんなさい。
 
 
 
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※知ってもまったく為にならない用語説明
トーン →
 
 
スクリーントーン。漫画原稿などを作成する時に使用する。
透明なシール状のシートに点描などが印刷してある道具。
種類も豊富でとっても便利。
入稿しに行った →
印刷所へ原稿を宅急便などで送ったと思われる。







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